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2014年9月17日水曜日

不穏/せん妄

☆不穏/せん妄
・アタラックスP25mg 1Aショットもしくは筋注
・セレネース5mg0.5%1ml 1A筋注
・セレネース5mg0.5%1ml 1A
 生食100ml
 1時間かけて投与し、入眠すれば終了する。
cf)EPS予防にアキネトン1/3A(5mg/1ml/1A)を混注することがある。筋注の場合も混注してよい。
・リスパダール0.5mg分1夕食後
  錐体外路症状など副作用出るなら1日おきや液剤に変更する。嚥下機能が低下し、誤嚥を起こしやすくなるので注意。
・リスパダール1.0mg/包 1包
 水薬なので、口の前に持ってきて流し込むと良い。無効なら1時間おきに3回まで追加。
・抑肝散2.5gを1日3回(低Kに注意)
・リスパダール1mgを1日1-2回(夕1回→昼夕2回)
・セロクエル12.5-25mgを1日1-2回(夕1回→昼夕2回)(DMorDM既往は禁忌)
・ジプレキサ2.5-5mg1日1-2回(夕1回→昼夕2回)(DMorDM既往は禁忌)
・グラマリール25mgを1日1-2回(夕1回→昼夕2回)
・セレネース0.75mgを1日1-2回(夕1回→昼夕2回)(EPS、悪性症候群に注意)
cf)EPS予防にアキネトン1mg2T/2xを併用するとよい。
cf)一般の精神科病院入院患者の投与量は時に40mg程度に及ぶこともあるらしい。
・デパケン100-200mgを1日1-2回(夕1回→昼夕2回)(MEPMとの併用禁忌)
・デパケンシロップ8-24ml(デパケン400-1200mgに相当)を分2-3(MEPMとの併用禁忌)
・テグレトール100mgを2T/2x-3T/3x-6T/3x
cf)デパケンとテグレトールの違い
 デパケン(バルプロ酸)
 ・リチウムに等しい抗躁作用。
 ・不機嫌、易怒性、ラピッドサイクラーの躁に有効。
 ・副作用は少ないが、肝機能障害や催奇形性、高NH3血症に注意。
 テグレトール(カルバマゼピン)
 ・副作用が多い。重症薬疹、汎血球減少、肝機能障害、急性腎不全、間質性肺炎、心不全、催奇形性。
 ・重症薬疹(TEN、SjS)は最初は皮膚や粘膜の軽度の発疹から始まる事が多い。発熱、咽頭痛、目の充血などを伴う事が多い。
・メマリー2.5-5mgを1日1-2回(夕1回→昼夕2回)(必ずしも漸増しなくても可)
・他にテトラミド10mg1錠、他にデジレル、レスリン、リフレックス、レメロン等
例)
・①日中はリハビリで覚醒、夜間は眠れるようにする
 ②眠剤を変更。ロゼレム1錠夕食後+ベルソムラ1錠就寝前
  (注)クラリスとベルソムラは併用禁忌
  →無効ならロゼレム1錠夕食後+レスリン/デジレル12.5-50mg就寝前
 ③不穏時はリスパダール液1ml30分-1時間おき追加3回まで
 ④無効ならセレネース1A+生食100ml点滴を1時間かけて入眠すれば終了する。
 ⑤2-3日たって無効なら15時にリスパダール1ml追加
 ⑥精神科+内科の療養型病院へ転院検討
cf)入院中に不穏になった場合:
 ・せん妄の原因検索をすること。
  ①感染(梅毒?)
  ②電解質(Ca/Zn/Cu)
  ③ビタミンB1/B12、葉酸
  ④低血糖
  ⑤アンモニア
  ⑥内分泌(甲状腺、副腎)
  ⑦腫瘍(胸腹部CT)
  ⑧脳炎(頭部MRI)
  ⑨認知症
  ⑩薬剤(BZP、抗コリン薬、抗パ薬、H2ブロッカー、ステロイド、抗ヒスタミン薬)
 原因薬剤の例:マイスリー、アモバン、セルシン、ハルシオン、デパス、レンドルミン、ベンザリン、セルシン、ガスターファモチジン、ザンタック、テオドール、スロービット、アタラックスP、全てせん妄の原因になる。
 ・日中はリハビリで覚醒、夜間は眠れるようにする(眠剤にBZPは使わないこと!!⇒ロゼレム1錠 夕食後+ベルソムラ1錠 就寝前)
    注)クラリスとベルソムラは併用禁忌
 ・BZPを半年以上内服し、離脱症候群も否定できないときは、セレネース1A+ロヒプノール1A+生食100ml点滴 100ml/hr 入眠すれば中止

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